「紙で探す時間」が利益を削っている理由とは?

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当たり前に潜む“ムダ時間”

「資料どこにあったかな?」
「去年の見積書、誰か知らない?」

こんな会話、あなたの会社でも日常的に交わされていないでしょうか。
紙の書類を探す時間は、気づかないうちに利益をじわじわと削っています。

機械の稼働率や材料費には敏感でも、「探す時間のコスト」を数字で捉えている会社は意外と少ないのです。

しかし、1人が1日に20分探すだけでも、社員10人で200分=約3時間以上。
これが1年続けば、数百時間分の人件費が“消えている”ことになります。


改善は「悪いものを直す」だけじゃない

「改善=悪いものを直す」と誤解している経営者は少なくありません。
でも、本当の改善とは“理想と現状のギャップを埋めること”。

そして、その改善は売上を上げるための第一歩でもあります。

たとえば、次の2つの視点です。

  1. 営業活動量を増やす改善
     DXを導入し、営業マンが「探す」「まとめる」といった事務作業から解放されれば、訪問件数や商談準備に時間を回せます。行動量が増えれば、自然と売上に直結します。
  2. 工数削減によるコストダウン
     紙で探す時間や入力の手間を削減すれば、余った時間を別の付加価値業務に回せます。これは単純なコスト削減にとどまらず、“同じリソースでより多く稼ぐ仕組み”を生み出します。

つまり、改善は「コストを減らす」だけでなく、「売上を増やす」ための両輪なのです。


昔のやり方が、未来の足かせになる

「うちは昔から紙でやっているから」
「ファイルを見ればわかるから」

そう言う会社ほど、利益の伸び悩みに直面しています。

なぜなら、競合はすでにDXを取り入れ、探す時間をゼロにしているからです。
営業マンは顧客情報を一瞬で検索し、見積もりはシステムで自動作成。
工場の現場では、紙の指示書ではなくデータでリアルタイムに進捗を把握しています。

一方、紙を前提にした業務では、情報が分断され、伝達も遅れます。
結果として「人件費は上がるのに売上は伸びない」という状況に陥りやすいのです。

「紙で探す時間」そのものが、未来の成長を妨げているといっても過言ではありません。


利益を守る“仕組み化”への第一歩

利益を削る最大の敵は、「無意識のムダ時間」です。

探す時間をなくす仕組みをつくることで、
・営業マンは営業に専念できる
・現場は作業効率を上げられる
・経営者は数字に基づいた判断ができる

こうして初めて、“売上が伸びる改善”が実現します。

私が現場でご一緒する際も、「何をどう改善すれば利益につながるのか」を可視化しながら、社員の皆さんと一緒に進めていきます。

もし今、「昔ながらのやり方を続けているけど、このままでいいのか」と感じているなら。
今こそ、“紙で探す時間”を利益に変えるチャンスです。


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まずはお気軽にご相談ください。

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