責任の押し付け合いが“当たり前”の職場

mirror lake reflecting wooden house in middle of lake overlooking mountain ranges

――なぜ改善もDXも進まないのか、その本質とは


「それ、〇〇のせいでしょ?」が口癖に

製造業の現場で、こんな会話が交わされていませんか?

「営業が納期を詰めすぎるから無理が出る」
「現場が非協力的で改善が進まない」
「管理部が口を出しすぎなんだよ」

こうした“責任の押し付け合い”は、
日常に溶け込みすぎて「文化」になってしまっているケースも多くあります。

でも、それが当たり前になるとどうなるか。

本当の課題が誰にも見えなくなり、改善の起点が失われていくのです。


「悪者探し」が組織のスピードを止める

責任の所在を明らかにすることは、業務上必要です。
しかし、それが“誰のせいか”を決めるための追及に変わった瞬間、組織の空気は一気に冷え込みます。

・誰かの発言に対して「言った/言わない」の応酬
・問題が起きても「自分の仕事じゃない」と沈黙
・現場が改善提案を出さなくなる
・部門間の連携がギクシャクして、余計な手戻りが増える

これはもう、組織という“チーム”が機能していない典型パターンです。

しかも、このような空気の職場にAIやツールを導入しても、
期待したDX効果はまったく出ません。

技術や仕組みは、「人の連携」があって初めて機能するからです。


“責任”より“役割”を見える化しよう

このような空気を根本から変えるには、
「責任追及」から「役割の明確化」へ視点を切り替える必要があります。

まずは、以下のような視点で整理することが有効です。

✔ その業務は、誰が“決め”、誰が“担い”、誰が“確認”しているか?
✔ 問題が起きたときに「次にどうするか」をチームで対話しているか?
✔ 役割が不明確なまま、属人的に処理されていないか?
✔ 情報や判断基準が共有されていないために、すれ違っていないか?

属人化を脱し、仕組みとしての責任・役割・判断フローを明文化しておくことで、
誰かを責める空気が、“建設的な改善提案”に変わっていきます。

Evoloraでは、このような職場に対して、
プロセスを見える化し、対話を重ねながら、協働の仕組みをつくる伴走支援を行っています。


「誰かのせい」から「私たちの改善」へ

責任の押し付け合いが常態化している組織に必要なのは、
「仕組み」より先に、「関係性の再構築」です。

経営者の想いが届かない。
社員が疲れ切っている。
提案が出ず、誰も改善を担いたがらない。

それは、仕組みの問題でもあり、空気の問題でもあります。
その“空気”を変えるには、「見える化」と「対話」の仕掛けが不可欠です。

改善提案が出る会社には、
「安心して声を出せる空気」と「共有された目的」が必ず存在しています。


📩 もし、あなたの会社が“責任の押し付け合い文化”に悩んでいたら

一度、現場とマネジメントの“対話の構造”を整えてみませんか?

Evoloraでは、ただの制度設計ではなく、
実務を一緒に動かしながら“変わる空気”を育てるサポートをしています。

まずは無料の初回相談にて、
“チームが機能しない原因”を一緒に可視化してみましょう。

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「組織改善の相談希望」とご連絡ください。


「誰のせい?」から、「どう変える?」へ。
それが、現場と経営を動かす第一歩になります。

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