――声が上がらない職場に潜む、見えない危機とは?
「うちの社員はあまり文句を言わない」
「何も言ってこないから、うまくいっているのだろう」
そう感じている経営者の方、少なくありません。
けれど、それは本当に“安心”できる状態なのでしょうか?
私はこれまで、製造業を中心にさまざまな現場を見てきましたが、
「何も言わなくなった現場」ほど、深刻な問題を抱えていることが多いのです。
本来、現場は生き物です。
日々の変化や課題、改善点に対して、自然と声が上がるのが健全な状態。
ところが──
- どんな提案をしても、結局通らない
- 言ったところで変わらない
- 忙しすぎて、それどころじゃない
こうした経験が積み重なると、やがて現場は**「あきらめの沈黙」**に変わっていきます。
何も言わない=納得している、のではなく
「何も期待していない」状態になっている可能性があるのです。
この状態が続くと、雰囲気は停滞し、ベテランはノウハウを残さずに去り、
若手も育たず、属人化が加速していきます。
たとえば、ある工場では、何年も「現場は問題ない」と言われてきました。
でも、じっくり話を聞いてみると──
「古いマニュアルが誰も読んでいない」
「忙しくて、改善に取り組む時間がない」
「休みたいけど、代わりがいないから無理」
こうした本音が、ぽつりぽつりと出てきました。
その背景には、“伝えても変わらなかった過去”がありました。
私は、経営者の想いと、現場の実情の間に立ち、
一緒に状況を“整理”し、“可視化”し、“改善の一歩”をつくる伴走支援をしています。
現場から「ありがとう、やっと聞いてもらえた」と言われたとき、
やっとスタートラインに立てたと感じます。
社員が本音を言える職場には、希望があります。
声が出るということは、「まだ変わるかもしれない」と思えているからです。
逆に、静かな職場ほど注意が必要です。
「大人しいから安心」ではなく、「静かすぎて怖い」と感じるべきかもしれません。
今こそ、声がない“理由”に目を向けてみませんか?
その沈黙は、単なる平穏ではなく、「もうどうでもいい」というサインかもしれません。
・社員の声が上がらない
・改善したいけど、何から始めたらいいか分からない
・システムやツールを入れても、定着しない
そんなときは、“声が生まれる職場づくり”から一緒に始めましょう。
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