──属人化・責任逃れ・連携不足の根っこにあるもの
「部門はあるのに、横の連携がない」
「プロジェクトが始まっても、誰が何をするか曖昧」
「担当者が休むと、全部ストップしてしまう」
そんなお悩みを聞くたびに感じるのは、
“チーム”という名前だけの組織が多すぎるということ。
チームの定義とは、本来「共通の目的のために協働する集団」。
でも現実には、「自分の仕事だけで精一杯」「周りと協力する余裕がない」
そんな声ばかりが聞こえてきます。
ではなぜ、チームがあっても機能しないのか?
その背景には、ある共通点があります。
まず最初の共通点は、責任の所在が曖昧だということ。
例えば、品質不具合が発生したとき、
「これはうちの部門じゃないです」
「その仕様は設計が決めたことなので…」
と、すぐに“押し付け合い”が始まってしまう。
これは、「やっていない責任」は避けたいけれど、
「やった責任」も取りたくないという心理の表れ。
こうなると、対話は防御モードになり、
情報共有も、協力体制も、すべてが後手に回っていきます。
次に見えてくる共通点は、
個人や部門ごとの目的しか見えていないことです。
目標管理が個別最適に偏っていると、
「自分の成果を守ること」が最優先になってしまい、
結果的に**“全体のための行動”が生まれにくく**なります。
また、「目的」はあっても、それが現場に届いていないケースも多々あります。
・なぜそのプロジェクトをやるのか?
・自分の作業がどんな価値を生むのか?
・他部門との連携はどう貢献するのか?
これらの視点が欠けたままでは、
作業は作業のままで終わり、“仕事”としての意味づけ”がされないのです。
チームが機能するために、まず必要なのは
共通のゴールと、明確な役割分担です。
これは「管理する」ためではなく、
自分たちの立ち位置を知るための“地図”のようなもの。
さらに、日々の業務の中で
「これは誰が、なぜやっているのか」
「その判断はどの基準に基づいているのか」
といった“暗黙知”を言語化・記録化することで、
属人化から脱し、連携可能な状態をつくることができます。
私のコンサルティングでは、
こうした「整える」プロセスを、伴走型で一緒に取り組んでいます。
・ヒアリングを通じて、バラバラな情報を整理し
・属人化した工程をフロー化・明文化し
・役割や目的を「言葉」と「図」で共有できる形に整える
こうした一つ一つの積み重ねが、
“個”から“チーム”への進化を後押ししてくれます。
現場がバラバラに感じる、連携が機能しない。
それは仕組みや意識の問題かもしれません。
「整える」ことから、チームは生まれ直す。
その一歩を、私と一緒に踏み出しませんか?
👉 Evoloraお問い合わせフォームより
お気軽に「無料相談」とメッセージください。