〜OJTと口伝が当たり前の現場に起きていること〜
「これはやりながら覚えて」
「前に説明したでしょ?」
──そんなやり取り、現場で聞いたことありませんか?
多くの製造業、とくに中小企業では、
OJT(On the Job Training)=実務で覚えることが教育の主流。
熟練者の横で仕事を見て、やってみて、覚える。
一見、効率的に見えるこのやり方。
でも実は、その裏で大きな“損失”が起きていることに
気づいている経営者は、あまり多くありません。
OJTや口伝には、確かに良い面もあります。
しかし、それが唯一の教育手段になっていると、問題が起こります。
たとえば、
- ベテランがいないと、教えられない
- 教える側の気分や忙しさで、内容が変わる
- 「何を教えたか」の記録が残らない
- 聞き逃したら、ゼロからやり直し
つまり、再現性がないんです。
人が入れ替わるたびに、品質ややり方がブレてしまう。
実際、こんな声を現場でよく聞きます。
「〇〇さんがいないと分からない」
「教えてもらったけど、正解が分からない」
「どこまで覚えればいいか、誰にも聞けない」
これらはすべて、“聞いて覚える文化”がつくる
“見えない損失”=時間・人材・信頼のロスです。
さらに深刻なのは、属人化の慢性化です。
担当者が休めない、異動できない、辞められない。
──これは、「その人にしかできない仕事」があるから。
でも、それって本当に良いことでしょうか?
- 新人が育たない
- ミスが繰り返される
- 改善が進まない
- 現場の士気が下がる
こんな状態が続けば、経営者の想いも届かず、
組織全体の雰囲気が、じわじわと重くなっていきます。
現場と経営層の“温度差”が生まれ、
「言っても無駄」というあきらめムードに変わる。
こうなると、もう危険信号です。
では、どうすればこの文化を変えられるのでしょうか?
大事なのは、
「聞かなくても分かる仕組み」=“見える化”と“形式知化”
です。
Evoloraでは、
ベテランのノウハウや業務プロセスを“見える言葉”に落とし込み、
それを使ってマニュアル・教育・改善提案まで設計します。
しかも、**「お任せください」ではなく、「一緒にやりましょう」**のスタイル。
現場に入り込み、ヒアリングし、試行錯誤しながら、
“実際に使える”形で仕組み化していきます。
・OJTを補うマニュアルの設計
・誰でも同じ質で仕事ができる工程管理
・経営者の想いを伝える“言葉の翻訳”
・AIやツール導入の前準備としての業務整理
これらを通じて、属人化を防ぎ、
“疲れない現場” “育つ職場”に変えていきます。
📩 「聞けば分かる」から「見れば分かる」職場へ
今こそ、“あたりまえのOJT文化”を見直すタイミングです。
その文化、会社の未来を支えていますか?
「改善したいけど、どこから始めたら…」という方は、
ぜひ一度、お気軽にご相談ください。
👉 公式LINEまたはお問い合わせフォームからどうぞ。
Evoloraは、仕組みづくりのパートナーとして、現場と共に進みます。