〜技術も人も、見えていない価値こそ企業の資産〜
「業務改善」「技術伝承」「DX化」――
どれも今の製造業で求められているキーワードです。
でも、私が現場に入り、改善をお手伝いするとき、
最初に行うのは**“仕組みづくり”ではなく、“宝探し”**です。
それは、目に見える最新設備でも、売れる製品の企画でもありません。
企業の中に眠っている“技術”や“人”という名の宝物。
多くの会社が、すでに「持っている」のに「気づいていない」価値――
それをどう見つけて、どう活かすかで、組織の未来は大きく変わります。
ある中堅製造業の現場でのこと。
普段は口数が少なく、黙々と作業をこなしている職人さんがいました。
私がじっくり作業の流れを見ていくと、
彼だけが不良ゼロを継続していることに気づきました。
理由を尋ねると、彼はこう言いました。
「ここ、ちょっと音が変わるんですよね。だから圧かけすぎないようにしてます」
その“感覚”は、どこにも記録されていなかった技術でした。
でも、それこそが現場における品質の源だったのです。
多くの現場では、改善が止まっています。
- AIやシステムを入れても定着しない
- マニュアルを作っても使われない
- 若手が育たず、属人化が深刻化する
それは、「仕組みが足りないから」だけではありません。
すでにある“価値”を見えていないことが、最大の原因です。
◆企業の中にある“見えない宝”とは?
- ベテランの判断基準や微調整のコツ
- 改善を続けてきた人のノウハウ
- チームの空気を整えてくれる存在
- 本質的に気づける“感性”を持った人材
これらが活かされていないまま、
「とにかく標準化を」「マニュアルを整備しよう」
そんなトップダウン型の改善が進められた結果――
本当の強みが、どんどん隠れてしまっているのです。
私は、ただの業務改善コンサルタントではありません。
企業の中に眠る“気づかれていない資産”を見つけ出し、活かす支援をしています。
●たとえば、こんな支援をしています
- ベテランの感覚を言語化して図解や動画に変える(CanvaやAI活用)
- 判断基準を可視化して若手に伝えるプロセスを一緒に設計する
- 「実はすごい人」を社内で認識し合える対話の場をつくる
- ChatGPTなどを使って、誰もが相談しやすい空気を仕掛ける
技術も、人も、発見されたときに力を発揮する。
でもその発見は、“上から”ではできません。
私は、現場の人たちと一緒に歩きながら、
未知の可能性に光を当てる“宝探し”を続けています。
最新の設備投資やDXも大切です。
でも、それ以前に考えるべきことがあります。
“うちの会社には、どんな宝があるだろう?”
- 実は、価値あるノウハウを持っているのに活かされていない人
- 仕組みに入っていないけど現場で当たり前に行われている改善
- 無意識にチームを支えている人の存在
これらを見つけ、整えて、組織の力に変えることこそ、真の業務改善。
そしてそれは、どんな会社にも、必ず眠っている価値です。
Evoloraは、“企業の宝探し”から始める現場支援をしています
- 属人化している業務の可視化をしたい
- 埋もれている技術や人材を活かしたい
- AIやCanvaで技術伝承をスムーズに進めたい
- 「言うだけ」ではない、手を動かしてくれる伴走者がほしい
そんなときは、ぜひお声がけください。
Evoloraは、企業の中にある“まだ活かされていない宝”を一緒に探し、
未来の力に変えるお手伝いをしています。
👉【お問い合わせはこちら】
https://evolora.net/contact/